さくらのクラウドSEGとは?「閉域」とゾーン外接続の本質からわかりやすく解説

💡この記事はこんな人向け

  • SEGの説明を読んでもピンとこない
  • さくらのクラウドのネットワーク構成がよくわからない
  • オブジェクトストレージとどう接続するのか知りたい

結論:SEGとは何か

SEG(サービスエンドポイントゲートウェイ)とは、

スイッチで作ったネットワークを、さくらのクラウド側のサービス用ネットワークに接続するための機能

です。

新しいネットワークを作るものではなく、スイッチに追加する接続機能と考えるとわかりやすくなります。


まず理解したい:スイッチに接続されたネットワーク

さくらのクラウドでは、「スイッチ」にサーバやデータベースを接続してネットワークを構成します。

このスイッチに接続されたリソース同士は、特別な設定をしなくても通信できます。

  • サーバ
  • DB(データベース)
  • バックエンドAPI

これらはすべて、同じネットワークの中にいるため、そのまま通信できます。


スイッチに接続されていないサービス

一方で、さくらのクラウドには以下のようなサービスがあります。

  • オブジェクトストレージ
  • コンテナレジストリ
  • モニタリングスイート

これらは便利なサービスですが、ユーザーが作成したスイッチに接続されているわけではありません。

つまり、

  • サーバ → サーバ(同じスイッチ) → 通信できる
  • サーバ → オブジェクトストレージ → そのままでは通信できない

という違いがあります。


なぜそのままでは接続できないのか

スイッチは、ユーザーごとに作成されるネットワークです。

一方で、オブジェクトストレージなどのサービスは、 さくらのクラウド側で管理されている別のネットワーク上に存在しています。

そのため、スイッチに接続されたサーバから見ると、 これらのサービスは同じネットワークにいない相手になります。

この状態では、そのままでは通信できません。


SEGの役割:2つのネットワークをつなぐ

ここで登場するのがSEGです。

SEGを有効にすると、

  • スイッチで構成したネットワーク
  • さくらのクラウド側のサービス用ネットワーク

この2つが接続されます。

その結果、

  • オブジェクトストレージ
  • コンテナレジストリ
  • モニタリングスイート

などのサービスにアクセスできるようになります。

つまりSEGは、

「スイッチ」と「サービス側のネットワーク」をつなぐ機能

と考えるとシンプルです。


SEGが必要かどうかは「どこに存在しているか」で決まる

ここで重要なのは、

「マネージドサービスだからSEGが必要」というわけではない

という点です。

SEGが必要かどうかは、接続先が

  • 自分のスイッチに接続されているか
  • スイッチに接続されていない別のネットワークに存在しているか

で決まります。


考え方をシンプルに整理

接続先 SEGの必要性
スイッチに接続されている サーバ、DB、内部API 不要(そのまま通信できる)
スイッチに接続されていない オブジェクトストレージ、レジストリ等 必要(SEGで接続)

つまり、

「自分のスイッチに接続されているかどうか」で判断する

というのがポイントです。


ゾーンという観点で見ると

少しだけ設計寄りの見方をすると、

スイッチに接続されたリソースは自分のゾーン内にあり、

オブジェクトストレージなどのサービスはゾーン外にあるサービス領域に存在しています。

そのため、

  • ゾーン内 → そのまま通信できる
  • ゾーン外 → SEGで接続する

という整理になります。

この「どこに存在しているか」という視点を持つことで、 SEGが必要かどうかを正しく判断できるようになります。


図で理解する(重要)

構造をシンプルにすると、以下のような関係になります。

  • スイッチ側:サーバ / DB
  • サービス側:オブジェクトストレージ
  • SEG:この2つをつなぐ

この「2つのネットワークがつながる」というイメージが、SEG理解の最も重要なポイントです。


まとめ

  • SEGはスイッチに追加する接続機能
  • スイッチとサービス側ネットワークをつなぐ
  • サービスはスイッチに接続されていない
  • そのままでは届かないためSEGが必要
  • 判断基準は「どこに存在しているか」

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